ゆずこしょー

九州ではおなじみの「ゆずこしょー」を作ります。ここで言う「こしょー」は、洋コショーではなく、唐辛子のことです。青い唐辛子と青い柚子を使いますが、同じ時期に出回るタイミングはわずかですので、青唐辛子を見かけたら、処理して冷凍しておくといいでしょう。

青唐辛子を処理するのに必要なのは、薄手の手袋です。指にピタッとした製品がいいでしょう。手袋をしていないと、一晩中泣くことになりますよ。唐辛子の辛味成分「カプサイシン」は、強力です。唐辛子を触った手で、眼など触れるとさあ~大変。もちろん、他のものも触らないように作業して下さい。

包丁でヘタを取り、縦半分に切って、種を取り出します。地味な作業です。種を取り終えたら、サヤは細かくみじん切りにしておきます。(青柚子が出回っていない場合は、ここで作業を終えて、ラップで包んで冷凍します。)青柚子の皮をむいて、こちらもみじん切りにします。両方を合わせ、塩を入れてすり鉢ですったら完成です。柚子の絞り汁を少し混ぜてもいいですよ。(フードプロセッサーを使うと、簡単ですが、最後はすり鉢を使うことをおススメします。)フリーザーバッグに薄く延ばして、冷凍して下さい。必要な分だけを、ポキッと折って使います。

鍋料理だけではなく、さしみや、焼き鳥などに幅広く使えます。

 (赤唐辛子と、黄色い柚子を使って、赤いゆずこしょーができます。)2009年10月14日掲載