スコッチエッグ

子供の頃、運動会の弁当には、「スコッチエッグ」が入っていた。その頃は、そんなハイカラな名前は知らず、なんと呼んでいたかも覚えていない。ただ「ハレの日」のご馳走だと記憶している。

大人になって、自分で作ってみると、なるほど「ハレの日」の食べ物と納得する時がある。ハンバーグの種でゆで卵をくるんで、フライにしたもの。要するに、メンチカツの中にゆで卵が入っている食べ物なのだが、やはり手間を考えると、つい作るのを敬遠しがちになる。

ネットで、「スコッチエッグ」を検索すると、スコットランドの料理かと思いましたが、イギリスの料理らしいのです。スコットランドやイングランドの歴史などを解説すると大変なので(私も良くは判りません)やめておきましょう。イギリスでは、ピクニック料理として認められているそうです。冷めても美味しく頂けるからでしょう。

たまご6個のうち、4個をゆで卵にします。

たまねぎのみじん切りを炒め、ひき肉と溶きたまご1/2とパン粉1カップ弱、ナツメグ、コショー、塩をまぜ、固めの種を作ります。あまり固い場合は、残りの溶きたまごを加えるか、牛乳を入れます。ここで、粘りが出るまで、よくこねて下さい。

ゆで卵の殻を取り、水気をふきとり、小麦粉を薄くまぶします。

小麦粉大匙5と水大匙5をよくまぜ、先ほどの残りの溶きたまごに1個たしてあわせます。溶きたまごだけでパン粉をつけるより、小麦粉をまぜた衣で、パン粉をつけるほうがパン粉が落ち着きます。

ひき肉の種を4等分にして、小麦粉をまぶしたゆで卵を包みます。うまく包めたら、小麦粉をうすくまぶし、小麦粉と溶きたまごを混ぜた衣にくぐらせ、最後にパン粉をまぶします。

たっぷりの揚げ油を170度に熱し、転がしながら揚げます。

ソースは、とんかつソースや、とんかつソースにケチャップを混ぜたり、お好みで。マスタードを添えても美味しいです。2009年9月5日掲載