キッシュ
実家に広い畑を持つ友人にほうれん草を沢山頂いたので、今日はほうれん草とベーコンのキッシュを作ります。キッシュとは、たまごと生クリームを使ったフランス、ロレーヌ地方の郷土料理らしいです。パイ生地に流し込んでオーブンで焼きます。パイ生地の上にオムレツが乗ったようなもの。ビールや白ワインのおつまみに最高です。もちろん主食にもなります。
ほうれん草は、スーパーで売っている一束くらい。200gくらいでしょうか。さっとゆでて、冷水にとり、かたく水気をきり、3~4cmに切っておきます。ベーコンは1cm幅に切り、バター少々で、ほうれん草と一緒に炒めて冷ましておきます。
パイ生地は市販のものを使います。100gの長方形の冷凍パイシートが4枚入っています。2枚を常温で解凍します。すぐに柔らかくなるので注意。綿棒で端を少しのばして2枚をつなげ、さらに綿棒で全体を少し広げます。20cmくらいのパイ皿にバターを薄く塗っておきます。
パイ皿に生地を貼り付け、はみ出たパイ生地は切り取って適当に貼り付けておきます。フォークの先で生地をまんべんなく刺しましょう。生クリームとたまごを混ぜ、ほうれん草、ベーコンを入れ、チーズを加え、軽く塩・コショーをして全体を混ぜます。
パイ生地にオーブンシートをのせ、重りをのせます。180℃で15分焼き、さらにシートと重りを除けて、170℃に温度を下げて5分焼きます。生地を焼いておくほうが、底の焼き上がりがパリッとできます。パイ生地に材料を流し込みます。オーブンの温度を200℃に設定し、25分くらいを目安に焼きます。
ほうれん草で思い出しました。小学生のとき、家庭科の授業で初めて料理したのがほうれん草の油いためだったような気がします。後は覚えていません。ところで、なぜほうれん草と言うのか、疑問に思ったことはありませんか。ほうれん草の原産地はペルシャらしいです。漢字で菠薐草と書くようです。菠薐とは中国語でペルシャ(イラン)のことです。そのままです。
25分くらい経過したら、様子をみて、(竹串を中心まで刺して、下唇の下に竹串をあてて、温かく感じたらOKです)全体が膨れて、焦げ目が出来ていたら完成です。(30分はかかると思ったほうがいいでしょう。)切ってみて焼けていなければ、アルミホイルをかけてもう少し焼きます。
私の住む北九州市は鉄の町。八幡製鉄所から新日鉄となりましたが、以前、その製鉄所の購買部がテツビルストアとか言う名前でしたが、いつの間にかスピナなんてへんな?名前のスーパーになりました。製鉄=鉄=鉄分の多い野菜=ほうれん草=英語のspinachから命名したのでしょう。(今は、新日鉄の経営ではありません)しかし、鉄分は、小松菜より少ないようです。ちなみに小松菜の英名はコマツナ。日本独特の種です。これじゃお店の名前になりませんね。 2009年12月1日掲載