豆ご飯

 春になると、無性に豆ご飯が食べたくなってきます。本当は一年中食べたいのだけれど、やはり旬の食材は、その時期が一番おいしいでしょう。

 グリーンピースは、青エンドウとも、実エンドウとも呼ばれています。北九州では「ピース」で通じます。平和です。ちなみに、サヤエンドウ(絹サヤ)が熟したものがグリーンピースです。  

 グリーンピースは、できれば莢(さや)つきの物を買いましょう。既に莢から出して売って入るものもありますが、より新鮮なものを求めるなら、緑が鮮やかで、ふっくらとしている莢つきのものを買ってください。

 莢は、簡単にむけます。むくと言うより、ポキッと折るようにすれば豆が取り出せます。少し多めに買って、余った分は冷凍しておけば、シューマイやチキンライスに使えます。もちろん季節はずれに、豆ご飯も食べられます。

グリンピース 1カップ強(100~150g)米 3合、日本酒 50㏄、塩 小 1、昆布5×5㎝

 米をといで、水加減は普通に。そこから酒を入れる分50ccの水を取り除き、昆布を入れます。昆布はダシの良く出る羅臼や利尻を使ってください。昆布を入れて30分から一時間ほど待ちましょう。炊く直前に昆布を取り出し、塩を入れ軽くかき混ぜ、忘れないように酒を加えグリーンピースを入れます。そしてスイッチオン。

 取り出した昆布は、煮物などに使いましょう。

 さあ、炊き上がりました。ふっくらと混ぜて、お茶碗に。私は、おかずが無くても食べられます。2009年4月15日掲載